大腸ポリープとは

大腸の粘膜に発生するいぼ状の盛り上がりを大腸ポリープといいます。
多くは、健康診断などの便潜血検査や大腸カメラによる検査によって発見されることが大半です。
同ポリープの多くは良性とされていますが、ポリープの種類によっては将来的に大腸がんへ進行する可能性があるので、早期発見・早期治療が肝心です。

なお同疾患は、発症初期は自覚症状がほとんどありません。
このことから、症状が現れないまま進行することも少なくないです。
このポリープが大きくなる、あるいは発症部位によっては、血便や便潜血陽性をはじめ、便秘、下痢、便が細い、お腹が張る、腹痛などの症状がみられることがあります。
ただこれらの症状というのは、大腸ポリープ以外の病気でも起こりやすく、気になる症状があれば、速やかに受診されるようにしてください。

原因に関しては、加齢や遺伝的要因のほか、日頃の食生活、肥満、慢性的な運動不足などが関係するといわれています。
なかでもご家族に大腸ポリープや大腸がんに罹患した方がいる場合は要注意です。
このほか、過去に大腸ポリープを切除したことがある方につきましても、再発や新規にポリープができるの可能性があるので、定期的に検査を受診されるようにしてください。

検査について

診断をつけるにあたっては、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)による検査が有効です。
この場合、大腸内腔を直接観察することが可能なので、小さなポリープまで発見しやすくなります。
また医師が必要と判断すれば、その場で切除することもあります。
なお便潜血検査で陽性の指摘を受けた方、血便がみられる方、便通異常(便秘、下痢)が続く方につきましては、大腸カメラによる検査を一度受けられることをおすすめします。

治療について

ポリープの大きさや形、数などによって治療内容が変わることもありますが、多くは内視鏡による切除が選択されます。
ポリープを早い段階で切除することができれば、大腸がんの予防につながります。
また切除後は病理検査を行い、良性かどうか、がん化していないかを詳細に確認していきます。

なお大腸ポリープは、自覚症状がなくても見つかることが多い病気です。
便潜血検査の判定で陽性を指摘された方、血便がみられる方、便秘・下痢などの症状が続いている方につきましては、放置することなく一度ご相談ください。